仮想と現実 その3


一般に仮想と現実といわれるときの現実とは何なのだろうか。
よくわからない。
仮想とは何か現実とは何か
それもこれも頭の中にしか存在しないように思える。
おそらく、ここで現実といいたいものは
実は自然なのだろう。
自然は観察と分析によって法則を抽出することができる。
いったん抽出された法則は誰が利用しても
同じ条件下では同じ結果を観察できる。
しかし、だからといって自然がわれわれの外部であるといえるかどうかは解らない。
人間が生物であり物質である限り、われわれの脳は自然である。
ならば、脳の法則を抽出できれば脳はわれわれの外部になりうるのだろうか?
それを判断するのも脳である。